smart(W450)
smartって最近は,ルノーのトゥインゴと姉妹車だったりして,普通っぽくなってしまいましたが,初期の頃はかなり変態度高い車でした。
なんと言っても,ホイールベース短すぎて,飛ばすと恐かったです。
こちらは初期型のウルトラマン顔と言われる型です。(赤シルバーだと本当にウルトラマンみたいです。)(笑)
後期型の涙目と言われる型にも乗りましたが,涙目はまっすぐ走るのも苦労する不安定感抜群なハンドリングで,これじゃ乗ってらんないなぁと思ってすぐに手放してしまいました。
初期型のノンパワーの左ハンドルが,本来のsmartのハンドリングを味わえるのでお勧めです。
それにしても,この車小さいですよね。
ホイールボルトは,なんと3本です。
シティコミューターだから飛ばすことは考えていないってことなんですね。
アクセルペダルはオルガン式で,ブレーキペダルも床から生えている独特のレイアウトです。
これに,リアエンジンリアドライブのRRレイアウトですので,ちっちゃなポルシェと言われるのも分かる気がします。
運転席からの眺めはこんな感じです。
シンプルですが,とっても機能的です。
ここにも荷物が置けたりしちゃいます。
シートの後ろにも結構なスペースがありますので,カバンなど置くのに便利です。
こんな感じのトノカバーで,ラゲッジスペースを仕切ることができるので,プライバシーも保てます。
ただし,この下ににエンジンがありますので,冷凍食品や生ものは,レゲッジに入れると温まっちゃいますから要注意です。(笑)
ヨーロッパの小型車の例にもれず,ツーペダルマニュアルのミッションです。(6速)
スマートの性格にぴったり合っていて,とっても楽しいです。
600㏄の3気筒ターボエンジンは,この軽いボディには十分なパワーです。
smartのルーフはガラスです。
開閉はできませんが,ルーフ全体がガラスなので,解放感満点です。
本当はフェンダーからタイヤがちょっとはみ出るんですよね。
日本では認可されないので,フェンダーにプラスチックのモールが付きます。
ツライチでカッコ良いですが,雨の日の跳ね上げが酷くて,ボディが汚れるのが玉に瑕です。
smartって,もともとはスウォッチ(スイスの時計会社)とベンツが組んで開発した車なんですよね。
確かに,スウォッチのポップな腕時計と通じるデザインですよね。
ところが,12年赤字が続き,スウォッチは撤退してしまって,ベンツがなんとか続けたんです。
この後の2代目(W451)になってから,ようやく黒字になったみたいです。
今や,ルノーと共同開発でトゥインゴと姉妹車の関係ですので,開発費も削減できて,儲かる車になったみたいですから,良かったですね。
ただし,smartらしさはだいぶ減っちゃいましたけど…。(-_-;)
W451は三菱製の1000㏄のエンジンと一回り大きなボディ(それでも十分小さいですが…)になりました。
W451は2014年まで造られましたので,今でも結構走ってますね。
3代目は更に大きくなっちゃいました。
基本コンポーネンツは共用ですが,トゥインゴはスロベニア製で,smartはフランス製です。
いずれ,smart全車種が電動化される予定のようです。
時代が変わっていきますね。
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