フォード・トーラスSHO
- sarahisaacsakura
- 2018年3月19日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年8月23日
ご存知のようにフォードは日本から撤退してしまいました。
フォードは日本での商売に失敗したのです。
日本人の外車観が分かっていなかったんですよね。
日本人にとって外車は特別な存在,高級なイメージ,高性能なイメージなんです。
あぁ,それなのに,それなのに,フォードは他の国で成功したのと同じ商法を日本でも展開し,あくまで大衆車を売ろうとしました。
同じグループのマツダの車にフォードのバッジをつけて,フォード車として売ったのです。
フォードというメーカーのイメージがスプラッシュマウンテンのごとく急降下したことは言うまでもありません。
まぁ,高級車ディビジョンはマーキュリーとリンカーンがありますので,フォードブランドはあくまで大衆車であることは間違いないのですが…。
だからと言って,何もマツダ車売らなくても,フォードには魅力的な車が沢山ありました。
欧州フォードのフォーカス,モンデオ。
米国フォードのマスタング,トーラス,ブロンコ,などなど。
フォーカスなんて,ヨーロッパではゴルフより人気があるのに,日本ではさっぱり売れませんでしたね。
私の友人たちにリサーチしたところ,なんとフォーカスやモンデオはマツダが作ってると思っている人が複数いました!
更に,アメ車だと思っている人も複数いました。
アメリカ車が不人気になってから,どっちの勘違いもフォード車にとってマイナスに働いて,結局売れない…という事態になってしまったのです。
欧州フォードの車は,フォーカスもモンデオもとっても良い車で,ボディの剛性,足回りのしっかり感,エンジンやミッションの信頼性,内外装の仕上げのクォリティー,どれをとってもVWより上でした。
物が良くても売れないのは,日本のマーケットが成熟していないことが最大の理由ではありますが,売り手の問題もあります。
ようは売り方の問題ですね。
…と,前置きが長くなりましたが,米国フォードの車も,魅力的な車が多いんですよ。
もちろん,欧州フォードの車とは性格が全く異なります。
あくまでアメリカ車の味です。
そんな中,とってもマニアックで魅力的な車が,トーラスSHOです。
SHOはSuper High Output のことで,スポーティーなスペシャルバージョンです。
SHOは「エス・エイチ・オー」と呼ぶ人もいましたが,「ショー」と呼ぶ人もいました。
ディーラーの人も「ショー」と言ってましたので,「ショー」が正しいのかな?
この車のエンジンは,3.4リットルV8DOHC32バルブで,なんと日本のヤマハがチューニングしていました。
アメリカから送られてきたエンジンを日本のヤマハがチューニングして組み立て,アメリカに送り返して車に載せられます。
日本で売られるSHOはその後アメリカから日本に送られて来る訳ですので,エンジンにしてみたら行ったり来たり…っていう感じですね。
トヨタ車のエンジンをヤマハが作っていることは有名ですが,ヤマハはいわばエンジンのプロフェッショナル,しかもスポーツエンジンに関しては得意中の得意ですので,3.4リットルという小排気量でV8,それもショートストロークのスポーツエンジンということで,ヤマハの面目躍如といったところです。
専用エアロで武装されたSHOです。
この車はカタログにはない特別色で,内装の色もパープルです。
このころのトーラスは右ハンドルしか輸入されなかったんですが,これもフォードの失敗ですね。
このころは,まだまだ外車は左ハンドルという風潮があったころですのでね。
乗ってはめちゃくちゃ面白い車なんですが,残念ながら日本ではほとんど売れませんでした。
売れ残った車はどうしたんだろう?
東南アジアに輸出されちゃったかな?
フォーカスも,乗ってはゴルフより全然良い車ですよ。