フォード・ムスタング5.0コンバーチブル
あえてムスタングと呼ばせていただきます。
その後,マスタングと発音するようになりましたが,この頃はムスタングと言ってました。
この型のムスタングは,実は超ロングセラーで,マイナーチェンジをしながら,1978年から1993年まで作られました。
FOXプラットフォームを使用していることから,FOXムスタングなどと呼ばれたりします。
(キツネ顔だからではありません。)
エンジンは3.8リッターのV6と5.0リッターのV8があり,もちろんどちらもOHVで,V8はH.O.つまりハイアウトプット(高出力)エンジンでした。
ハイアウトプットと言っても,225PSですので,今の基準では大したことありませんが,5000㏄のV8エンジンのパワーは150PSが相場でしたので,十分ハイパワーで,実際走ると速かったです。
私が乗ってた写真のムスタングは,5.0のコンバーチブルです。
赤い内装が素敵じゃぁありませんか?
しかも,革ではなくファブリックなのが良いんですよ。
モケットではなくファブリックですよ。
ざっくりした生地で,アメリカ車らしくて,とっても気持ちの良いシートです。
ダッシュボードからフロントガラスまでが短く,変にフロントガラスが寝過ぎていないのも良いですね。
せっかくのコンバーチブルも,フロントガラスが寝過ぎていると,空はまったく見えず,視界がクローズドボディと同じになってしまいますので…。(本当です。)
BBSのホイールは,ムスタング用はないので,同じPCDのアウディ用を流用しました。
ただし,ハブ径が違うので,ホイール屋さんでハブを広げてもらって装着しました。
ムスタングにBBSのRS履いてるのは,多分日本で(世界で?)この1台だけじゃないかな?
BBSのRSと言えば,一時期は車好き憧れのホイールでしたね。
リヤのデザインがシンプルなので,後ろから来る車は最初は大したことない車だと思うみたいです。
ほらね。
でも,近づくと太いマフラーが左右2本出しでまっすぐ伸びていてびっくりします。
これです。
このマフラーが,ブロロロ…というV8サウンドを奏でます。
まぁ,サニーかカローラくらいの車格しかないのに,5000㏄のV8エンジン積んでるんですから,反則ですよね。
ムスタングは,もともと「ポニーカー」として開発されました。
ポニーカーとは,小さくて安い,でもスポーティーな車…という意味で,若者をターゲットにしたカテゴリーです。
大きくなっちゃった世代もありますが,この型はポニーカーらしく,とってもコンパクトなんですよ。
そこが良いんですよね。
このムスタングは,ショックなど交換してリフレッシュし,かなり良い状態でヤフオクに出しました。
兵庫の方が落札して,見ないで陸送でしたが,とても喜んでいただけました。
今はどうしてるかな~?
幌の状態も良かったし,現役で走ってくれていることを願います。
この型のムスタングには,コンバーチブルの他にハッチバックとセダンがあります。
セダンと言っても,2ドアセダンですが。
(時々,クーペと表記しているサイトがありますが,厳密には間違いです。当時のカタログにもセダンと記されています。)
実は,セダンにも乗ってました。
5.0のセダンは,これまた渋いですよ。
コンバーチブルよりももっと普通の車っぽいので,ぶっといマフラーが更に引き立ちます。
羊の革を被った…的なカッコ良さ満点なんです。