BMW K1200RS
4気筒エンジンのBMWです。
ボディは大きいですが、走り出すととっても軽快で速いです。
直列4気筒エンジンを横倒しにして積んでいるので、アクセルあおると車体が横に振られます。
ボクサーエンジンが得意なBMWは、4気筒エンジンも普通に積んだんでは満足できず(?)、ピストンの動きがボクサーと同じになるように横倒しにしたとかしないとか…。
しばらくエンジンかけないとオイルがヘッドの方に回るので、かけ始めは白煙が出ますが、特に心配はいりません。
このバイクの凄いところはサスペンションです。
テレレバーというBMW独自のサスペンションは秀逸です。
何と、コーナーでバンクさせながらブレーキをかけてもバイクが起き上がらないんです。
…ということは、どういうことかと言うと、オーバースピードでコーナーに突っ込んでも、コーナリングしながらブレーキングして減速できるということです。
普通は、初めて走るブラインドコーナーだと、その先どうなっているか分からないので、手前で十分減速してからコーナーに入り、じっと我慢して、出口が見えてからアクセルを開ける…という走り方をする訳ですが、このバイクの場合は、完全にオーバースピードと思えるスピードのままコーナーに突っ込んじゃえるんです。
なので、他のバイクはついてくることはまずできません。
速い速い。
信じられないペースで走ることができます。
しかも、疲れません。
疲れないのは、ポジションが楽とか、エンジン特性がツーリング向きとか、そういうこともあるかもしれませんが、一番は精神的に疲れない故です。
目を三角にせずに、気楽に速く走れるんです。
シートの高さ、ハンドルの高さ、ステップの高さなど、体型に合わせて調整できるところも、BMWならではです。
実は300Kg近い巨体なのですが、重さを全く感じさせず、ひらひらと走れます。
RSの名は伊達ではありません。
良いバイクですよ~。