top of page

私が愛したポルシェたち

アメ車が好きな私は、実はポルシェも大好きで、アメ車と同時にいつも所有していました。

944ターボ、968(ティプトロ)、968クラブスポーツ、911(964)は合計4台も乗りました。

雪の日の写真で汚れていますが、マリタイムブルーの911は新車おろしたてです。

写真では見えませんが、ステンレスのワンオフ直管マフラーで爆音仕様です。

911はワイパーが畳まれている方に運転席があります。

ワイパーを動かした際にすぐに視界を確保できるようにするためです。

リヤのエンジンフードはスポイラーを兼ねていて、80Km/hを越えると電動でウィーンと上がります。

一度上がると、15Km/hに減速するまで上がりっぱなしになります。

スイッチで任意に上げ下げすることもできます。

おもちゃのようですが、空冷エンジンの冷却効果を高める役割りもあって、実用的な装備なんです。

ランチア・テーマ8.32も、電動でリヤスポイラーが上下しましたね。

993は、964に比べてアクセルが軽くなったり静かになったりして改悪(?)されてしまいましたが、基本は964からのキャリアオーバーでしたし、当時評論家たちの評価がもの凄く高かったので、私もカレラ4Sを買おうとしました。

しかし、もうちょっとで契約という時に事情で流れてしまいました。

その後996が出た時に、今度こそ…と試乗しました。

すると、「何これ~?」「普通の車になっちゃったじゃん?!」とショックで、それからポルシェを離れてしまいました。

水冷の911は、もはや911ではなくなってしまったのです。

なので、私の中でのポルシェは964までです。

930から964に変わった時も、かなり乗りやすい車になりましたが、まだまだ刺激的な車でした。

何と言っても、ボディ剛性の高さは、流石スポーツカー!って感じです。

段差を乗り越える時の音が「カキン、カキン」という音なんです。

ポルシェに乗ったことのある方なら分かると思います。

日本車は次のマイチェンまで変わらずに作り続けますが、ドイツ車(特にポルシェ)はモデルイヤー毎に少しずつ改良されます。

少し…ではなく、大幅と言った方が良いかな?

ブレーキキャリパーが2ポッドから4ポッドになったりしちゃいますので…。

タペット調整も初期は1万キロ毎指定でしたが途中で2万キロ毎になりました。

911の場合は、タペット調整するのにエンジン下ろさないといけないので、これは大きな改良です。

「最新のポルシェが最良のポルシェ」と言われる所以はここにあります。

ポルシェは本当はRRの911をやめて主流をFRに切り替えたかったという話は有名です。

確かに、944ターボは当時の911よりパワーがありましたし、本気のスポーツカーでした。

ところが、熱烈なファンの要望で、RRの911をやめられなかったのです。

そこで、苦肉の策で出されたのが、四駆のカレラ4です。

カレラ4はRRの弱点を改善し、しかもリヤ駆動の味を残したポルシェ会心の作でした。

しかし(やっぱりと言うか)、カレラ4は売れずに、人気は圧倒的にRRのカレラ2でした。

カレラ2は、930時代に比べればかなり性能アップしてますが、危険な車でしたよ。

高速で○50Km/h出すと、フロントが浮き上がり、ハンドルを回してもまっすぐ走り続けました。

コーナーではタックインを使うのですが、RRのタックインはFFみたいには簡単にコントロールできないので、サーキットではスピンする911が後を絶ちませんでした。

私はその後、ケイターハムのスーパーセブンに乗るのですが、サーキットではコーナーで悪戦苦闘している911を鼻歌歌いながらぶち抜くのが楽しくて仕方ありませんでした。(笑)

それでも、ポルシェ乗りはRRに拘り、RRの911を乗りこなすことに命をかけ(文字通りですよ!)、911を自在に操る師(マスター)を敬意をこめて「ポルシェ使い」と呼んだのでした。

それに比べて、FRのポルシェは誰が乗ってもバカっ速でした。

944ターボと968クラブスポーツは、サーキットで最強でしたよ。

トランスアクスルで前後重量比50:50ですので、コーナリングの安定感は抜群です。

コーナーがまったく怖くないのです!

高速道路のランプウェイをアクセル全開で走れる…と言えば、コーナリング性能をご理解いただけるかと思います。

面白いですよ!

FRポルシェはお勧めです。

こちらは968クラブスポーツ(CS)です。

ヘッドライトを点けるとライトがポップアップします。

928も同じ仕組みです。

ランボルギーニミウラも同じでした。

この状態でウィンドウォッシャーを出すと,ライトウォッシャーも「ブシュー」っと出ます。

エンジンはなんと3リッターの4気筒です。

1気筒当たり750㏄です!

これが,トルクフルで,尚且つウルトラスムーズなんですよ!

クラブスポーツの内装はあくまで走り優先です。

レカロのバケットシートはリクライニングしませんし,2人乗りです。

他の色はホイールがボディと同色でしたが,黒のボディだけはホイールがシルバーでした。

黒黒もカッコ良いんですけどね。

後塗りで黒ホイールにしている人,けっこういました。

この巨大なリヤのガラスハッチは左右2つのラッチで留められているので,閉める時は左端と右端を同時に下ろして,体重をかけるようにしながら勢いをつけて,バチンと閉めます。

ちょっとコツがいりますが,強力なラッチで固定されますので,走行中にハッチがよじれることはありません。

この辺も,あくまで走り優先です。

911より高性能で,カッコも良いんですけどね。

特集記事
タグから検索
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page